ひとことで言うと?
QUESTRO(クエストロ)は、コミュニケーションやエンタテインメント業界のプロフェッショナルが集まり、活動がスタートしました。幼児教育や創造教育、アイデア教育などの視点をもって、コンテンツやワークショップ、プロダクト、サービスなどをつくっています。
「楽しい」を軸足において、学ぶことや、成長することについて、考え実践していきます。
メディアと子どもの「いい距離感」って?
私たちの活動の原点は、「子どもとスマホの関係」に対する疑問からでした。
子育てをするなかで、いわゆる「スマホ育児」と言われるようなことへの後ろめたさ、YouTube動画を子どもに見せていることに対する罪悪感。
映像を制作しているプロの視点から見ると、質の高い動画ばかりとは言えず・・・。とりあえず、自分たちだったらどんな動画だったらいいのか?考えることからスタートしました。
まず、思ったことは「仮説」がない動画が多いことへの疑問。子ども向けであるから、その効果について、何かしら考えるべきだと思うのですがその視点がないものが多いように感じました。そこで、ひとつひとつの動画に「仮説」をもってつくるとどうなるか、作りながら考えてみることにしました。
それが、YouTubeチャンネルにアップされている動画たちです。
ここで得られた知見も多いため、企業の子ども向けの動画などのお手伝いをさせていただくきっかけにもなりました。(ひきつづき、いいチャンスがあればお声掛けください)
でも、それだけではなく、メディアと親子の距離感について考えてみたいと思ったのです。
たとえば、スマホひとつとっても、そのメディアが子どもにとって「敵なのか味方なのかわからない」という状態だと思ったのです。
スマホの動画を見せること、スマホのゲームをさせること、スマホで勉強をさせること、、、それらが、いいことなのか、悪いことなのか判断がつかず、なんとなく「悪いもの」だと思ってしまっている。
でも、ほんとうにそうなのでしょうか?
「よくわからない」というのが、本当なのではないでしょうか。
そう考えてみると、スマホだけではありません。パソコンと子どもだって、テレビと子どもだって・・・さらに、いうと絵本と子どもだって。そのいい距離感やいい使われ方について、もっと考えられることがあるのでは、と思ったのです。
クリエーターらしく、つくりながら、皆さんと一緒に考えながら少しずつ歩んでいければと思っています。子育て中の方から、教育を研究されている方、メディア関係の方、企業の方、教育者の方などなどm,いろいろな分野の方と沢山お話することが大切だと思っています。ご興味があれば、ぜひ、一緒にお話させてください。
QUESTRO(クエストロ)への思い
子どもたちを見ていると、思うんです。子どもは、立派な探求者だなぁって。
興味のあることや、好きなことをとことんとことん、追求していく。
熱中して、時間を忘れて、工夫して、新しい遊びを生みだしていく。
そんな、子どもへの尊敬の念を込めて、この活動をクエストロと名付けました。Quest(探求)とMaestro(巨匠)を組み合わせて、QUESTRO(クエストロ)。子どもたちに、新しい好きなものや、熱中することと出会えたり、興味や好きの芽が、ぐんぐん伸びるような、そんな機会をつくれたら、と思うのです。
クエストロには、子供だましのものや、お仕着せのものを渡すなんて失礼千万。つくり手が、本気のクリエイションでつくったものを、子どもたちに手渡したいと思うのです。まず、自分たちが楽しむことが大事。子どもたちに負けないくらい、つくり手もクエストロになってつくります。興味ある方は、ぜひご一緒しましょう。
QUESTRO(クエストロ)代表 仁藤安久
QUESTROがつくるものって?
QUESTROは、あらゆるクリエイティブにおいて、以下の3つにフィットしているのか、いつも照らし合わせながらつくっています。
① 理想と現実の間を埋める
週末には、子どもを最先端のワークショップに連れて行ったりするのに、平日は、仕事に忙しくて子どもの相手まで手が回らない…。こういうことって、よくあるのではないでしょうか? 理想だけを追い求めた「いい教育コンテンツ」ではなく、世の中の親たちの現実にもフィットしたコンテンツや機会を提供します。
② (画面の)あちら側からこちら側へ
たとえば、動画において、ただ熱中して没入するものをつくっても意味はないと思っています。
コミュニケーションのきっかけとなるものをつくりたいのです。たとえば、一人で観たときには、誰かに話したくなったり、自分で試したくなったり…。親子で一緒に見ているときは、「あーだ、こーだ」その中身について議論したり…。画面の向こう側に魂が吸い込まれるのではなく、画面の「こちら側」で、新しい何かが生まれるものをつくっていきます。
③ 「つくり手」をつくる
生産人口が急激の速さで減少していく将来に向けて、一人あたりの生産性を高めることは、日本の急務。
そのために、日本の子どもたちをできるだけ多く、「つくり手」側にすることが大切だと思っています。さらに、全員均等の教育ではなく、世界を驚かすような、新しいイノベーションを起こす人を育てる。そのためには、何をするべきか、考えながら活動を行っています。
現在、そのために大切なことが、2つあると思っています。
(1) 「夢中になれる体験」をつくること
クエストロのタイトルのもとになっている、子どもに内在する「探求する力」をとことん伸ばすサポートをしたいと考えています。どんなジャンルでもいいから、夢中になって、好きなものをとことん追求していくために。それをみつける「きっかけ」をつくることと、探求していくための「サポート」が必要だと考えます。
(2) 日常の中の学びを増やすこと
たとえば、保育園に通園するまいにち道も、毎日いろんな想像ができたり、いろんな発見ができるはずです。なにげない毎日の中に、気づきや学びを増やしていく、そのきっかけがつくりたいと思います。自分で気づき学んでいくことは、子ども時代だけでなく、生涯にわたって必要なスキルだと思っています。
これらの考え方は、動画だけではありません。リアルなイベントやプロダクトにおいても同じことです。
進行中のプロジェクト
(1)未就学児向け動画プロジェクト
近年、インターネット動画視聴の低年齢化やスマホ育児などが、問題視されています。未就学児向けの動画は、積極的に観せたいという親が少ないのにも関わらず、動画再生数が爆発的に伸びています。「子どもの観たい」と「大人の観せたい(観せてもいい)」が一致するようなコンテンツを、クエストロなりに考えてつくっていきます。
現在、YouTube上にチャンネルをつくり、配信しています。
(3)子ども向けエンタテインメントコンテンツを通じた異国間理解促進
企業のソーシャルアクションの一貫として、多様性への理解を深めたり、国際理解を発展させるコンテンツの企画・制作。
(3)子ども向け事業を通じたCSVコンサルティング
子ども向けのサービス設計や、コミュニケーション企画を行ない、実際に、プロダクトにまで落とし込んでいくプロジェクト。
(4)小学生向け動画制作ワークショップ
ターゲットを設定し、そのターゲットの「何を動かすのか」、そのために「何を、どう表現し、伝えるのか」を考えて実際に動画(ストップモーションムービーなど)を制作するワークショップ。
その他、商業施設やイベントスペースにおけるコンテンツ設計やプロダクト開発(玩具その他)を行っていきたいと思っています。コラボレーションや仕事の依頼なども受けておりますので、お問合せから、ご連絡ください。
QUESTROの3つの強み
QUESTROのメンバーは、コピーライターやアートディレクターやプランナーといった広告クリエイターや、映像ディレクター、アニメーター、サウンドクリエイター、プロデューサー、プロダクションマネージャー、空間デザイナーやプロダクトデザイナーなど、「つくること」を仕事にしている人が中心です。
① Originality
新しい切り口や世界観をつくることができる。課題に応じて企画をつくることができる。作るものすべてに、仮説がある。
② Quality
予算に応じて求められるクオリティに対応可能。プロの企画・制作者集団。
③ Reality
子どもの反応や親の声を制作にフィードバックし、ユーザーに価値のあるものに。
QURSTRO運営会社
株式会社 Que [website]
〒106-0032 東京都港区六本木 4-1-25 R4
info [a] que.tokyo
※ [a]を@に変更してメールを送信してください